トップスやワンピース、アウターを選ぶ際、袖のデザインによってやたら肩幅が広く見えたり、いかつく見えたり、着太りして見えたりすることはないでしょうか?
骨格ストレートさんがスタイルアップして見せるには、似合う袖を知ることがとても重要です。
こんにちは!骨格診断アドバイザー検定1級所持、典型的な骨格ストレートの大塚シイナです。
今回は骨格ストレートに似合う袖の形や長さだけでなく、苦手と言われているパフスリーブをガンダム化しないで着る方法や、袖のない服の選び方を解説します。
骨格ストレートで散々苦手な袖の服を着て失敗してきた経験から、骨格診断のテキストの内容にとどまらず、自身の経験もふまえた内容になっています。
トップスやアウター、ワンピース選びの失敗を未然に防ぎたい方、着痩せした鏡にうつる自分を見てご機嫌でいたい方はぜひ参考にしてみてください。
- 肩幅がいかつく見える?骨格ストレートの服選びに袖が重要な理由
- 骨格ストレートに似合う袖の基本的な考え方
- 骨格ストレートに似合う袖の長さ
- 骨格ストレートが苦手な袖の形
- 骨格ストレートに似合う袖の形
- 骨格ストレートでもいかつく見えないパフスリーブの選び方
- 骨格ストレートが袖なしのトップスを選ぶ場合のポイント
- 得意な袖と苦手な袖がわかれば服選びがラクになる!
肩幅がいかつく見える?骨格ストレートの服選びに袖が重要な理由
骨格ストレートさんは、基本的に上半身が着膨れしてお悩みの方が多いのではないかと思います。
骨格ストレートタイプの特徴である身体の厚みはネックラインの選び方が大きく関係しますが、上重心は袖の選び方で見え方が大きく変わります。
「上重心」というのは、身体の各パーツの上の方に重心(ボリューム)があることを指します。
腕の場合は肩回りや二の腕ですね。
この部分のボリュームをすっきり見せるために、袖の選び方が大切になってきます。
それでは、どのように袖を選べば良いのか解説していきますね。
骨格ストレートに似合う袖の基本的な考え方
まずは骨格ストレートに似合う袖の、基本的な考え方をお伝えしておきます。
これさえわかっていれば、〇〇スリーブは似合う、〇〇スリーブは苦手…と暗記しなくても似合う袖が選べるようになりますよ。
骨ストに似合う袖の基本①肩回りと二の腕にボリュームや立体感を足さない
こちらはこのブログでよく出てくる、骨ストさんのボリュームが気になる場所です。
デコルテの厚みは、ネックラインを広く深く開けることですっきり見せることが可能。
二の腕の外ハリや立体的な肩は、そこにボリュームや立体感を足さないことで華奢に見せることができます。
すでに立体的な部分に足し算をしない、ということですね。
肩回りにボリュームのあるパフスリーブを着て、肩幅がガンダムのようになったという失敗をしたことがある方も多いのではないでしょうか?
でも正しい選び方を知れば、いかつく見えないパフスリーブを選べるようになるんです。
詳しいパフスリーブの選び方は後述しますね。
骨ストに似合う袖の基本②ほど良いゆとりの袖幅
骨格ストレートにはジャストサイズが似合うと言われています。
身体にぴったりはりつくようなタイトなサイズ感は、肉感を拾いグラマラスになりすぎてしまい、ゆとりがありすぎると必要以上に身体が大きく見えてしまいます。
目安は腕と服の間に、指が2~3本入るゆとりがあるもの!
つかず離れずがベストです。
骨ストに似合う袖の基本③袖の切り替え位置は肩幅ジャスト
袖の切り替え位置は、肩幅ぴったり~やや内側がおすすめです。
袖の切り替え位置が肩より下がっているものは、総じて袖幅か身幅が広くなるため着太りして見え、おすすめできません。
伸縮性のない素材の場合は内側すぎると腕が動かしにくくなってしまうので、肩幅ぴったりが◎
カットソーやニットなどの伸縮性のある素材の場合は、やや内側がすっきり見えます。
袖以外の着痩せするトップスのポイントを知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
【5kg痩せて見える】骨格ストレートのトップスの選び方&GU・ユニクロ含むおすすめ紹介 - ゆっくりシイナ時間
骨格ストレートに似合う袖の長さ
腕を細く長く見せるには、袖の長さも重要です。
骨格ストレートは、半端丈が苦手と言われています。
それは、骨格の特徴である筋肉のハリの部分で分断される袖丈は、腕を太く見せてしまうからです。
骨格ストレートさんは、二の腕の上部に一番ボリュームを感じる筋肉のハリがあります。
夏服を着る際は、この二の腕のハリを隠す丈を選ぶのがおすすめ。
Tシャツによくあるベーシックな半袖や、五分袖ですね。
フレンチスリーブによくある三分袖は、ハリの強いところで分断されてしまうので、腕が太く見えてしまいます。
三分袖と五分袖の比較はこんな感じ。
圧倒的に五分袖のほうが細く見えますよね。
三分袖を着るくらいなら、タンクトップ等で完全に腕を全て出してしまった方がかえってすっきり見えます。
同じく長袖(手首までの袖丈)と比べると、七分袖は前腕のハリの途中で分断されるので苦手。
長袖と七分袖の比較はこんな感じ。
七分はむちむちと太く見えます。
これは個人的な見解なんですが、七分袖を選ぶならちょっとゆとりのある袖幅の方がマシに見えます。
左のインナー使いにちょうどよい袖幅のものより、右のゆとりのある袖幅の方が手首が細く、すっきりして見えるように思いませんか?
七分袖を着たい場合は、普段より少し袖幅が広いものがおすすめです。
骨格ストレートが苦手な袖の形
ここからは、骨格ストレートが苦手な袖の形を解説します。
とはいえ、〇〇スリーブはダメ、〇〇スリーブはいいと言った簡単な話ではありません。
袖幅やボリュームの大小・袖丈にも左右されるので、苦手な理由を知っていればここで紹介した袖の形でもすっきり着られるものもあるということ。
ぜひ理由に注目してみてください。
骨ストにおすすめできない特に苦手な袖の形
ここがもしこうだったらすっきり着られるというポイントがほとんどなく、基本的におすすめできない袖の形は以下の3つ。
- ドロップショルダー
- ドルマンスリーブ
- パワーショルダー
以下で詳しく解説していきます。
ドロップショルダー
まずはここ数年トレンドが続いているドロップショルダー。
骨ストさんなら失敗した経験がある方も多いのではないでしょうか?
袖付け位置が落ちているということより、肩落ちさせることによって身幅と袖幅が広くなっていることが骨ストには難しい理由です。
身体をひとまわり大きく見せてしまい、ドロップショルダーで着痩せして見せるのはかなり難しいでしょう。
詳しい理由は図解を使って解説した記事があるので、そちらをご覧ください。
骨格ストレートにドロップショルダーが似合わない理由【図解で説明】&似合わせ方 - ゆっくりシイナ時間
ドルマンスリーブ
身頃から広く袖付けをした、モモンガのような広い袖ぐりが特徴です。
こちらもドロップショルダーと同様、ほど良いゆとりの袖幅が得意な骨格ストレートにとって、ゆとりがありすぎるために着太りしてしまいます。
パワーショルダー
パフスリーブに比べてさらに肩を大きく膨らませた袖の形。
たっぷりのギャザーやタックで袖山にボリュームを出すだけでなく、シャーリングをプラスしたよりボリューミーなデザインのものもあります。
こちらはパフスリーブに比べて布量も多く、もともとボリュームを感じやすい腕の上部~肩にかけて大きくボリュームが出るため、いかつく見えてしまいます。
骨スト的に苦手要素はあるものの例外を選べばすっきり着られる袖の形
ここからは基本的には苦手な部類だけど、例外を選べばすっきり見せることが可能な袖の形を解説します。
ラグランスリーブ
ネックラインから脇にかけてななめに切り替えの入った袖。
腕が動かしやすくなるため、アウトドアやスポーツウェアにもよく見られるデザインです。
ラグランスリーブはアームホールが広いものがとても多いのです。
ドロップショルダー・ドルマンスリーブと同様、袖幅が広くなりすぎて着太りして見える可能性あり。
中にはセットインスリーブと変わらないくらい、アームホールがほど良いものもあるので、そういったものを選べば問題なく着こなせます。
パフスリーブ
タックやギャザーを使って膨らんだ愛らしいデザインが特徴。
肩幅ガンダムになるから絶対無理!と思う骨ストさんも多いかと思いますが、パワーショルダーと違ってボリュームの少ないものも多いのがパフスリーブ。
こちらの画像の商品は、骨ストでもすっきり着られるパフスリーブになります。
パフスリーブに関しては事故らない選び方にいくつかポイントがあるので、その点は長くなるためこの記事の最後の方で改めて解説します。
フレンチスリーブ
基本的に三分袖のものが多いフレンチスリーブ。
先述した通り、二の腕の一番太いところで分断されてしまうため苦手な袖丈です。
フレンチスリーブには三分袖よりも長く、半袖くらいの袖丈があるものも。
長めのものであれば、二の腕の外ハリも隠せてすっきり着こなせます。
骨格ストレートに似合う袖の形
ここからは骨格ストレートに似合う袖を解説します。
骨ストに間違いなく似合うのはセットインスリーブ!!
セットインスリーブとは、肩から脇にかけて垂直に袖付けされた、最も一般的な袖の形です。
立体感やメリハリのあるボディラインが特徴の骨ストさんは、装飾をつけて盛る必要がないということ。
もちろんピタピタにタイトな袖幅だとセットインスリーブでも難しくなるので、適度なゆとりは必須です。
その他のデザイン袖に関しては、似合うかどうかは条件付きになります。
…というと似合う袖があまりに少ないと感じるかもしれません。
しかし言い方を変えれば、条件次第では色んな袖が楽しめるということ。
先述した通り、守るべき条件は以下の通りです。
- 肩回りと二の腕にボリュームや立体感を足さない
- ほど良いゆとりの袖幅
- 袖の切り替え位置は肩幅ジャスト
- ノースリーブor半袖or五分袖or長袖
たとえばボリュームスリーブなら、こんな肩まわりにたっぷりギャザーやタックを入れたアイテムは苦手なので
下のアイテムのように肩回りではなく袖口にボリュームをもってくることで、いかつくなりません。
どうしてもボリュームの分袖幅は広くなりがちですが、落ち感のある素材を選ぶことで身体に立体感を足しすぎない着こなしが叶います。
フリルスリーブなら、こんな肩まわりや二の腕上部にボリュームが出るものは苦手なので
このように袖丈に長さを出すことで、肩回りのみにボリュームが集中することを防止。
こちらも落ち感のある素材で、身体の外側に膨らみすぎません。
フレアスリーブなら、こんな肘下から広がるものは袖幅が広くなりすぎるので
このように手首まわりのみ控えめに広がるものがおすすめです。
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骨格ストレートでもいかつく見えないパフスリーブの選び方
苦手と言われているパフスリーブを、骨格ストレートでもガンダム化せずに選ぶ方法は以下の通り。
- 袖山ではなく袖口にギャザーがあるものを選ぶ
- ふくらみが控えめなものを選ぶ
- 肩の内側から袖付けされているものを選ぶ
ひとつずつ解説していきます。
袖山ではなく袖口にギャザーがあるものを選ぶ
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袖山にギャザーがあるとどうしても肩や二の腕の上部にボリュームがでがち。
袖口にのみギャザーを入れることでふんわりした袖を作っているパフスリーブであれば、かなりすっきり着られます。
これはランタンスリーブとも呼ばれ、袖口付近にボリュームがくるためいかつく見えにくいデザインです。
袖山にギャザーが入っているパフスリーブが着たい場合は、以下の2点が必須。
ふくらみが控えめなものを選ぶ
ギャザーの量が控えめのものであれば、パフスリーブでも大きく膨らむことはありません。
肩の上側や二の腕の横側に膨らむものを避けるのがポイント。
こちらはパフスリーブのブラウスですが、膨らみが少なくいかつく見えないかと思います。
袖山のアップがこちら。
かなりギャザーが控えめであることがわかると思います。
また、ギャザーよりタックの方が立体感が出やすいため、袖山にタックが入ったものは避けた方が無難です。
肩の内側から袖付けされているものを選ぶ
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袖付け位置が肩の内側からはじまっているものであれば、パフスリーブでも元のボディラインより大きくはずれて膨らむ可能性が低くなります。
例えば肩幅ギリギリのところで袖付けがされていたら、さらにそこから膨らむことに。
肩の内側から袖付けがされていれば、ギャザーの量が控えめであれば元の肩のラインからさほど変わらないシルエットになるはずです。
袖の形は元のボディラインに近ければ近いほど、(盛り要素が少なければ少ないほど)すっきりと着痩せして見えます。
以上のポイントをおさえれば、肩幅がいかつく見えないパフスリーブが選べるかと思います。
ぜひ試してみてください。
骨格ストレートが袖なしのトップスを選ぶ場合のポイント
似合う袖丈の部分で、三分袖で中途半端に隠すよりすべて出してしまったほうがすっきり見えるとお伝えしました。
ここでは袖のないアイテムを選ぶ際のポイントを解説します。
袖がないアイテムを選ぶ際のポイントは、ショルダーストラップは華奢なものではなく太さのあるものを選ぶこと。
華奢なストラップは厚みのある身体や立体的な肩に対してチグハグで、アンバランスな印象を与えてしまいます。
袖のないアイテムはキャミソールではなく、ノースリーブ(タンクトップ)がおすすめ。
できるだけショルダー部分が太めのものが、ボディの厚みにマッチします。
アメリカンスリーブのような、袖ぐりが大きくえぐれたデザインはいかつく見えがち。
また、一切ショルダー部分のないベアトップは、意外とすっきり見えておすすめです。
ウェディングドレスで腕を出すのをためらう骨ストさんも多いかと思いますが、三分袖やオフショルダーを選ぶくらいなら、いっそのことビスチェタイプが一番すっきり見えておすすめです。
どうしても袖ありがいいなら、レースの五分袖セットインスリーブあたりかな。
ウェディングドレスの選び方に関しては、こちらの記事で詳しく解説しています。
骨格ストレートのウェディングドレス【絶対失敗しない】選び方 - ゆっくりシイナ時間
得意な袖と苦手な袖がわかれば服選びがラクになる!
なぜか袖の選び方によって着太りして見える…とお悩みの骨格ストレートさんの疑問が解消されていたら嬉しいです。
セットインスリーブが似合うとわかっていても、デザイン性のある袖は華やかで、そういったアイテムも着たくなりますよね。
そんな時は
- 肩回りと二の腕にボリュームや立体感を足さない
- ほど良いゆとりの袖幅
- 袖の切り替え位置は肩幅ジャスト
- ノースリーブor半袖or五分袖or長袖
以上のポイントを思い出して選んでみてください。
諦めなくても、きっと似合うアイテムがみつかりますよ。
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その他骨格ストレートにはどんな服が似合うのか、徹底的に解説しましたのでぜひこちらも読んでみてください。
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