グリセリンフリーのスキンケアをはじめてから、顔が赤黒くなる事がなくなり、皮脂によるテカリがだいぶ落ち着いています。
今蓋として使っているのはドルックスの乳液(しっとり)とホホバオイルですが、ここまでくるのに色々なものを使用しました。
今回は、植物性オイル(キャリアオイル)のグリセリンフリーの観点からの選び方や、今まで使用してきたオイルの感想を書いていこうと思います。
- 厳密に言うと油脂類(オイル)は肌の上でグリセリンに変化する
- 肌の上でグリセリンに変化しない本当のグリセリンフリーのオイルは炭化水素類か蝋類
- 本当のグリセリンフリーであるホホバ・スクワラン・ミネラルオイルとワセリン・ラノリンを使用した感想
- グリセリンフリーのオイルをホホバオイルに決めた理由
厳密に言うと油脂類(オイル)は肌の上でグリセリンに変化する
グリセリンフリーのスキンケアって少ないので、実践しているみなさんは、成分表とにらめっこしてどれに入っていないのか探していると思います。
そこで、キャリアオイルだったらただのオイルだから入ってないじゃん!と思う人もいると思います。
ですが、油脂類の成分はほぼグリセリン脂肪酸エステルで構成されています。
皮膚の常在菌によりグリセリン脂肪酸エステルは、脂肪酸とグリセリンに分解されます。
キャリアオイルを使用したとしても、結局は肌の上でグリセリンが出来上がってしまう、というわけ。
(もともと皮脂にもグリセリンは含まれていますが出来るだけ避けたい人のために書いてます)
肌の上でグリセリンに変化しない本当のグリセリンフリーのオイルは炭化水素類か蝋類
グリセリンフリースキンケアがしたいなら、オイルは何を使えばいいのかというと、炭化水素類・蝋類です。
具体的には、
炭化水素類→スクワラン、ワセリン、ミネラルオイル等
蝋類→ホホバオイル、ラノリン、ミツロウ等
ホホバオイルは「オイル」という名前がついていますが、実際は液状ワックス(蝋)です。
スクワランオイルやホホバオイルは液状で塗布しやすいのが利点ですね。
私はこのような液状のオイルを使用する際は、まんべんなく肌にいきわたるように、少量の化粧水に数滴たらしてハンドプレスしています。
たしか、前田京子さんの著書に載っていた塗布方法だったと記憶しています。
(間違ってたらすみません!)
本当のグリセリンフリーであるホホバ・スクワラン・ミネラルオイルとワセリン・ラノリンを使用した感想
炭化水素類・蝋類の液状のものすべてに言える事なのですが、他の油脂類と比べて、肌の上で膜をはった感じと言うか、浸透している感じがしながらも肌の上が少しだけぬるつく感じがします。
(とくにミネラルオイルはそう感じます。)
そのぬるつきが低い順に、ホホバオイル、スクワランオイル、ミネラルオイルかな。
個人的な意見ですが。
この中で一番好きなのは今も使用しているホホバオイル。
一番皮膜感が少なくて、翌朝の皮脂の量も少なくて、しかもiherbで買ってるから安い。
私が使用しているのはこれです。
Cococare, ホホバオイル、 2 液量オンス (60 ml)
ちなみに長い間こちらも使用していましたが、当時かなりひどい脂漏性皮膚炎でしたがこれのおかげで鎮静したので信頼しています。
今使用しているのはiherbで旅行用に小さいサイズで売っているものを探してたどり着いたものですが、何の問題もなく使用出来ています。
使っていたスクワランはこちら。
オイル関係は安い楽天等に出店している化粧品素材屋さんとかiherbで購入する事が多いのですが、HABAのスクワランの口コミを見ていたらいてもたってもいられなくなって買ったものw
やっぱり有名どころは違うなーと思ったのがものすごくボトルが使用しやすいところ。
1滴が適量出てくるし、全く液だれしない。
私はスクワランオイルはいままで色んなメーカーのものを試した事があるのですが、どれを使用してもなんか膜っぽくて苦手で、HABAも同じでした。
私の好みではないのかも。
ミネラルオイルは今回は試していなくて、以前使用したものがスクワラン以上に膜っぽく、浸透している感じが全くなかったので今回試すのはやめました。
使用していたワセリンはこちら。
宇津木式でも推奨されている、ワセリンの中では一番純度の高いもの。
私は手のひらに出してあたためて、手のひら全体に伸ばしてハンドプレスして付けていましたが、どうしてもムラ付きしている感じがするし、
あくまで膜をはるだけで浸透するものではないからか、肌の内側の乾燥が気になりました。
サンホワイトの中でもサンホワイトシルキーという、テクスチャーが柔らかいものもあります。
使ってみましたが断然こちらの方が好き。
伸びが良いので全顔に塗布しやすい!
保湿力や保護力は普通のサンホワイトの方が上だと感じます。
ラノリンは、ワセリンとテクスチャーは似ているけどワセリンと違って浸透するので不快感は少ないかな。
ただアレルギーがあるそうなので怖い人は避けてくださいね。
羊毛から抽出された油脂なので、精製されていないものはにおいも獣臭があるものがあるそうなので、使うなら「吸着精製ラノリン」が◎。
私が使用していたのはこちら。
ワセリン同様テクスチャーがかたいので、夏以外は手のひらであたためて塗布。
ワセリンより私はラノリンの方が断然好き。
今の季節はちょっと重いと思うので、秋冬にまた使用しようかと思っています。
上であげた中で唯一使用していないのがミツロウ。
昔手作り化粧品にハマっていた時にリップクリームや、クレンジングクリームを作るのに使った事はあるけれど、単品で溶かして使うイメージがなくて、
他のキャリアオイルを湯煎したものに溶かすという印象なので試せていません。
グリセリンフリーのオイルをホホバオイルに決めた理由
グリセリンフリーをはじめて、炭化水素類や蝋類を蓋にするようになったけれど、どうしても膜っぽい感じが受け付けなくて、クレンジング用に買っていたアーモンドオイルを蓋にしていました。
特に赤黒くなる事もなかったし、クレンジングをキャリアオイル+石鹸にした効果でインナードライがよくなってきた事もあってか、テカリも感じる事が少なくなっていました。
なのでしばらくは油脂類を使用していましたね。
このままアーモンドオイルを使用していてもよかったのですが、どうやら皮膚から浸透させるほうがアレルギーが発症しやすいという話を聞いて、
特にナッツアレルギーは他のアレルギーと比較して重篤になりやすいと聞いたのでやめる事にしたのがホホバに変えたきっかけです。
特にナッツ類は苦手というか、キライと言っていいほどなのですが、ひどい場合は同じ工場でナッツが使用されているだけでもアレルギー症状が出るわけですし、アレルギーになってからではおそいな、と。
というわけで今はクレンジングにアーモンドオイルを使用するのをやめています。
今つかっているアプリコットオイルやホホバオイルなら大丈夫かというとそうではないと思うのですが、出来るだけ重篤なアレルギーになりやすいものは避けていこうという気持ちです。
そんなわけで長くなってしまいましたが、グリセリンフリーの観点からのオイル(蓋)の選び方と使ってみた感想でした!
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