①からの続きです。
宇津木式や角質培養で脂漏性皮膚炎に発症する人は多いようですが私はもともと耳周辺のみに症状がありました。
その時点で発症しやすい体質ではあったと思いますが顔にも症状が出るようになりました。
どうして脂漏性皮膚炎がおきたのか?
宇津木式で脂漏性皮膚炎になる人は、朝をぬるま湯洗顔にする事で落ちていない皮脂により症状が出るという人が多いと思います。
皮脂を落とさな過ぎた、ということです。
私の場合は逆で、朝はぬるま湯洗顔というのは何年も前から継続してやっていたのです。
宇津木式で調子のいい方の口コミには、「皮脂でテカらなくなった」というものがあったりしますが、私は宇津木式で逆に皮脂過剰になりました。
以前使用していたクレンジングクリームに比べ、純石鹸の洗浄力が高く、皮脂を落とし過ぎたせいだと考えています。
私はもともとインナードライの肌質で、色んな事を試しては効果がないというのを繰り返していました。
宇津木式スキンケアを試したのも、そのインナードライによるテカリをなくしたかったのです。
宇津木式を続けても続けてもおさまらず半年たった頃におかしいと思い皮膚科に行ったら脂漏性皮膚炎との事でした。
石鹸でメイクを落とす→その脱脂力で乾燥した肌になにも塗らない事でインナードライがすすみ皮脂過剰→ターンオーバーが早まった肌(不全角化)と
自身の免疫力低下で脂漏性皮膚炎による炎症・皮むけがおきたと推測しています。
脂漏性皮膚炎に関しての宇津木先生の考え
ちなみに宇津木先生の著書、「シャンプーをやめると、髪が増える」に脂漏性皮膚炎についてこうのべられています。
常在菌が減ると普通なら常在菌に守られているおかげで滅多に感染しないマラセチアといったカビやさまざまな雑菌がつくようになります。
この文章ではマラセチアが常在菌ではないように書かれています。
ですがマラセチアは誰の肌にもいる常在菌です。
そして、脂漏性皮膚炎はマラセチア菌に感染した感染症と言うわけではなく、皮脂中のトリグリセリドをマラセチアが分解した遊離脂肪酸による刺激や、マラセチア菌に対する皮膚の反応によって湿疹が生じたものです。
この時点で宇津木先生は脂漏性皮膚炎に関してよく理解していないと感じます。
この文章の後に、脂漏性皮膚炎の原因は使用してきた化粧品の防腐剤だと書かれています。
さらにその後に出た宇津木先生の著書「化粧品を使わず美肌になる!」も読みましたが「シャンプーをやめると~」よりさらに詳しく脂漏性皮膚炎について書かれていました。
洗いすぎ・洗わなさすぎも原因だと。
急に洗浄力の強いものにしたり、弱いものにしたりすると洗浄格差というのが起こるとかずのすけさんのブログ で読んだ事があります。
とてもリスキーなんですね。
これから宇津木式をはじめる人は、少しずつはじめるのをオススメ
ここまで書いてなんですが、私は宇津木式を否定したいわけじゃないのです。
理論上は理解できるしそれがベストだと思うのです。
他の皮膚科医のブログでもやはりメイク落としには石鹸がすすめられていたり、化粧水はいらないと書かれています。
それでずっとやってきた人は問題ないのでしょうけど、長年クレンジングやお化粧、スキンケアを続けていた人がいきなり宇津木式はリスクがどうしてもでてくる。
どんなスキンケア方法でもそうですが、向き不向きがあるんですよね。
私には向かなかったというだけの話です。
インナードライの人は宇津木式スキンケアをすると脂漏性皮膚炎になりやすいと思います。
私は処方された抗真菌剤ではよくならなかったし、脂漏性皮膚炎は一度なると治りにくく繰り返しおこりやすいです。
私は肌を乾燥させるとすぐおこるようになりました。
つい最近も、花粉による肌の乾燥でものすごいかゆみと赤みがでました。一時的に。
今はそんな時の治し方がわかっているのでそんなに慌てません!
次回は脂漏性皮膚炎をおこすたびにどうやって症状をおさえているか書いていきたいと思います。
(この記事は@コスメに口コミしたものを修正・加筆したものです)
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